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2012年3月28日 (水)

ドラクエの謎考察 その54

こんばんは。

ドラクエの謎、設定、仮説を考察する話 第54回

敵側からみた魔王の計画について考察してみる(4)

デスピサロサイドから見た計画と目的について書いてみる

天空シリーズは敵方のストーリーもかなり作り込まれている。というわけで、4について。

ピサロは最初から人間界を征服しようとしていた。封印された帝王エスタークの所在を探したり、進化の秘法を研究したり、そして敵対すると非常に厄介な存在になるであろう勇者の抹殺を計画していた。また、自らが人間の中でも強い者をつぶすべく行動していた。

まず、勇者の抹殺計画だが、ピサロはすでにこの世に勇者が誕生していることをつきとめている。そのため、各国の子供の中に勇者がいないか探していた。特に強引な方法を取っていたのがバトランド地方の子供誘拐で、ピサロの手先がそれを実行していた。しかし、このピサロの手先はライアンに倒された。目的である勇者はみつからず、ここでは失敗となった。サントハイム領のテンペの村では生贄を要求していたが、ここもアリーナ達に蹴散らされた。

デスピサロ自身はエンドールの武闘大会に出場し、対戦相手を殺していった。「デスピサロは残虐で対戦した相手を殺してしまう」という。実際にピサロの対戦相手は死亡したと思われる。武闘大会を勝ち抜いてきた強者を抹殺することで、より強い者が現れないようにする、そして優勝するといいう筋書きでいたのであろう。たまたまアリーナが決勝戦になったときにデスピサロが失踪したのは、サントハイムの無人化計画が実行されるときと重なったため、やむを得ず武闘大会から姿を消すしかなかったからと思われる。また、姿を消すことによって優勝者として有名になってしまうのを避けたい意図もあったと推測される。

一方で、進化の秘法はコーミズ村付近で発見された。そのときに立ち会っていたバルザックがピサロサイドに寝返り、マーニャとミネアの父であるエドガンを殺し、進化の秘法をうばった。バルザックは進化の秘法を使って強靭な魔物の体を手に入れる。また、キングレオのもと、バルザックは悪の計画に加担することになった。

ピサロの最大の目的であった、勇者の捜索は10年近くつづいたが、ついにブランカの北の山奥の村にいることを突き止める。ピサロ自ら村に行き、勇者を確認。ついにピサロは魔物をつれてこの村を攻めに来た。村の住人は命をかけても勇者を守らなければならない運命を背負っており、ピサロ軍がせめてきたとき、勇者を地下にかくまった。シンシアも例外ではなく、モシャスで勇者に変身した状態で身代わりとなり、命を落とす。デスピサロも倒したのが勇者でなくシンシアの変身した姿であることがわからず、勇者はたったひとりの生き残りとなった。これにより、勇者のデスピサロ討伐の意志が確定的となった。

ピサロにとって想定外というか因果応報な結果になったのが、ピサロが進化の秘宝捜索や勇者抹殺計画を実行していく過程で、デスピサロを討伐する目的が一致して「導かれし者」が勇者の元は次々と集結してしまったことである。やがて、バルザックが、キングレオが、と、ピサロの部下が勇者によって次々倒されていく。勇者しか装備することのできない天空装備も着々と勇者の手に渡っていった。

一方でピサロは勇者抹殺には失敗したものの、思わぬ形で封印されたエスタークの場所が分かった。それがアッテムトの地下。しかし、皮肉なことにそのピサロにとって吉報であるエスタークの居場所の情報はデスパレスに潜入していた勇者一向の耳にも入ってしまう。勇者たちはデスピサロより先にまだ目覚めたばかりのエスタークを発見。これを倒してしまう。勇者にエスタークを目の前で倒されピサロも撤退するしかなかった。

そして、ここからはピサロにとって不幸が重なる。エビルプリーストに吹き込まれた人間がロザリーを殺してしまった。これにより、哀しみの暴走からピサロは人間を根絶やしにすることを心にきめ、自らに進化の秘法をほどこす。そしてデスピサロは魔界の王として君臨することになったが、自我は殆ど失われ、人間を滅ぼすことだけを目的とした破壊の化身と成り果てた。

ピサロに強い憎悪を持った勇者一向がついにデスピサロの本拠に攻めてきた。結界を守る四天王はすべて倒され、ついにデスピサロも倒されることになった。

リメイク版6章への筋書きとしては、このデスピサロがデスマウンテンに鎮座したころに、世界樹の花が咲き、デスピサロが生まれる悲劇の元となったロザリーを復活させるところから始まる。どうしてシンシアや村の住人を皆殺しにしたデスピサロのためにロザリーを生きかえしたかはどうしても不条理な気がするが、生き返ったロザリーがピサロを説得することによってピサロが人間を滅ぼすことをやめることになった。そして真の敵がエビルプリーストであることもわかった。かつての部下によって(間接的であっても)ロザリーを殺されたのだから、そしてロザリーを生き返らせたのは皮肉にも自分が滅ぼそうとしていた勇者一行だったことから勇者側に寝返ることを決めた。

エビルプリーストを倒した後は、シンシアも復活したことから(リメイク版では世界樹の花を使ったときと同じエフェクトが発生することからマスタードラゴンが1000年前の花をもっていたとも推測できる) ピサロと和解をしたのか、ロザリーヒルにはロザリーやピサロを敬うモンスターも住んでいることもあり、ピサロにとってはロザリーとともにここで余生をすごしたのではと思う。

6章を考えると表ラスボスが滅ぼされずにいたのは4だけであろう。

今日はここまで。では、またー

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