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2012年3月30日 (金)

ドラクエの謎考察 その55

こんばんは。

ドラクエの謎、設定、仮説、デマ、裏話その他に突っ込むこと 第55回

敵側からみた魔王の計画について考察してみる(5)

ドラクエ5 ミルドラース、ゲマサイドから見た計画と目的について書いてみる。

大魔王ミルドラースはそもそも元から魔王ではなく元人間だったという。ところが何らかの事情か不明であるが、あまりにも暗黒面が強すぎたため、魔王になった。ミルドラースは魔界で長い年月をかけて地上に出ることを考え、力を蓄えていた。おそらく、マスタードラゴンとの戦いに敗れたか、あるいはマスタードラゴンに危険視され魔界に封じ込められたかのどちらかであろう。エスタークもこの魔界の地下に封印されていたのだからおそらくマスタードラゴンが元凶であったのは間違いなさそうだ。

ミルドラースは魔界と人間界の扉を開くため、魔界の扉を代々守るエルヘブンの民、その中でも特別その能力が強かったマーサをターゲットにした。グランバニアで、パパスとマーサの子である主人公を産み落とした直後に誘拐、魔界に幽閉。しかし、マーサもまたミルドラースですら簡単にはその力を抑えきることはできず、反対にミルドラースが地上に出られないように封印していた。

ミルドラースとマーサの力が拮抗しているためなかなか計画が進まないのを悟ると、地上にゲマやイブールといった部下を派遣し、地上の制圧を狙った。魔界側から扉を開けられないなら、地上側からあけようと考えたのだろう。そして、名目上イブールを頂点とした光の教団を設立し、悪の新興宗教の形で人々を集めていった。そしてそれらの大半は洗脳されるか奴隷にされるかして悲惨な目にあう。

ミルドラースの地上攻略部隊の計画も着々と進んでいった。そして、マーサを取り戻すべく活動していたパパスに気づいたゲマは古代の洞窟でパパスの抹殺に成功する。そして主人公とヘンリーは奴隷にされた。しかし、ゲマもこの時点では主人公が魔物と心をかわす能力を持っていたり、天空の血統を持つものと結ばれて勇者が生まれることなどは予測できなかったため、奴隷として生かす方向を選択してしまった。

主人公が奴隷として生活しているころ、ラインハットの太后を挿げ替えて事実上の征服状態にし、その結果ラインハット軍によってパパスが活動していた拠点のサンタローズは攻められ、町は壊滅的な被害を受けた。

ゲマはマスタードラゴンの居城である天空城のエンジンともいうべきゴールドオーブを偶然にも主人公が持っていたのを手に入れ破壊してしまう。天空城は湖の底に沈み、マスタードラゴンは行方不明であることがミルドラースの元に告げられると、いよいよ地上侵攻が本格化した。
光の教団は各地から子供をさらっては奴隷として神殿に送り込んだ。さらに神殿が完成したあかつきには全員殺す計画もあった。

だが、主人公とヘンリーが神殿を脱出し、ラインハットではニセ太后が敗れ去り、国を取り戻されてしまう。しかし、この時点では単にふがいない部下の失敗で片づけてしまったようで、ヘンリーの城が攻撃されるとかいうことはなかった。

ミルドラースは他にも地上を監視する意味で、グランバニアにもスパイというか魔物サイドに傾いている人物と接触して情報を集めていた。それが大臣である。だが、パパスの子は20年の歳月を経て国に戻ってきた。当然、大臣はパパスの子が生きていることをジャミに伝えたのだろう。神殿から逃走し、その秘密を知る主人公を生かしておくつもりはないのか、まず、カンダタを雇って、王の試練を受け戻ってくるところを襲撃した。しかし、カンダタは敗れ、主人公は王位についてしまう。大臣はさらにジャミにそのことを伝えると祝いの宴で睡眠薬を混ぜて全員眠らせ、パパスの妻マーサと同じように主人公の妻を誘拐する計画をたてる。これが成功する。
ジャミは誘拐された妻を救出するためにやってくることを予測し、無敵のバリアを身にまとい、主人公を抹殺する計画を立てていた。そして予想通りに主人公が救出しにデモンズタワーにやってくると、バリアで無敵状態になったジャミが計画通りに主人公を抹殺しようとする。ところが、ここでジャミにとって、そしてゲマやミルドラースにとっても想定外である、妻の天空の力(勇者の力かもしれない)が発揮され、バリアが解けてしまう。そのあと主人公の反撃を受けて敗れる。だが、死に際の最後っ屁で妻もろとも石にされ(リメイク版ではここでゲマが現れ同様に)る。

だが、ここで非常に重要かつ致命的なことがあった。ジャミは主人公と妻の間に子供が生まれていることを知っていたが、ゲマは知らなかったということだ。SFC版では、ここにゲマは現れず、ジャミの最後の魔力で主人公達は石になる。リメイク版ではジャミが倒されたあと、ゲマが現れて石にするが、このときのセリフから主人公と妻が結ばれて子供が生まれれば勇者になり、ミルドラースやゲマにとって厄介な存在になるようなことを言う。つまり、この時点ではゲマはすでにレックスとタバサが生まれていたことを知らないのだ。
そのため、グランバニアをすぐに滅ぼすべく行動したり、生まれていないと思っていたのだからレックスやタバサを殺しにかかることもしなかった。

これが、結局後に響くことになる。主人公の双子のレックスとタバサは親探しの過程で石にされどこかに売り飛ばされた情報をもとに、ついに主人公がジージョの家にあり、そしてタバサは石化を解除する術(ストロスの杖)を見つけていた。しかも、レックスは勇者である。天空の剣が装備できることからサンチョはできるだけ勇者であることをさとられないように行動していたに違いない。

主人公もまた、マーサを救うために勇者を探していた。よりによって自分の息子が勇者であったのである。

やがて、ゲマのもとに主人公が石化から解除されたうえ、その子供が勇者であることを知り、今度はマスタードラゴンを蘇らさないようにするためボブルの塔に先回りしていた。だが、ついに主人公と対峙することになり、ゲマは部下のゴンズを失い、ゲマもまた、討ち取られる(SFC版)、または重傷を負い撤退を余儀なくされる(リメイク版)

天空城を復活させ、マスタードラゴンも本来のすがたに戻ると、一気に主人公サイドが優勢になっていく。やがてセントベレスの頂上の神殿に勇者一向はたどり着き、教祖であるイブールも倒される。命の指輪を取り返され、ついに地上側から魔界の扉を開き、主人公達が魔界へやってきた。

魔界にはミルドラースの支配下の精鋭モンスターが多くいる。しかし、マーサの力によってジャハンナの町は手が出せず、主人公にとっては魔界のこの安全地帯を拠点に攻めてきた。さらに魔界の魔物の一部は主人公側に寝返ったりする。

この土壇場になって、ようやくミルドラースはマーサの力がなくても地上に出られることをさとったのだろうか。マーサを抹殺しようとする。主人公が母に再会したその瞬間にミルドラースはマーサを殺害することになった。(リメイク版ではゲマがマーサに瀕死の重傷をあたえ、ミルドラースがトドメをさす形になるのだが) リメイク版では母マーサを攻撃したことで、まさしく主人公たちの怒りの頂点に達するころ。ゲマは主人公に敗れここで死亡する。あとは主人公とその家族によってついにミルドラースも倒される。

ストーリーを追えば、ミルドラースの最大の失敗は主人公を生かしておいたことだろうが、根本的にはマーサを誘拐したことも原因なのかもしれない。

今日はここまで。では、またー

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