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2012年6月22日 (金)

ドラクエ人物列伝 その40 ヨシュア

こんばんは。

奴隷生活を続けていたある日、ムチ男にリンチされているマリアを助けたが独房に送り込まれてしまう。いつまで閉じ込めらるかわからないと途方もくれていたそのとき、一人の兵士がやってきた。

ということで本日はヨシュア

マリアの兄で、ともに兄妹で光の教団に仕える身であった。しかし、マリアがイブールの皿を割ってしまい奴隷にされてしまったことから、兄であるヨシュアはマリアのことをきにかけてならなかった。なんせ奴隷にされてしまったのだ。下手に手助けできないし、かといって妹に奴隷強制させたくもない。

マリアが奴隷にされてからある日、ムチ男の足に石を落としてしまったマリアはみせつけとばかりにリンチを受ける。たまらず助けに入ったヘンリーと主人公がムチ男を倒してしまうが、当然すぐに衛兵が現れ、マリアを含め3人とも牢屋送りにされる。

しかし、そのあと、ヨシュアがやってきて、もはやマリアをつれて脱出するよう主人公達に頼むことにした。マリアを助けてくれたこと、奴隷の中でも清んだ目をしている主人公達をみて、この者ならマリアを託せると。

ヨシュアは本来死体を入れて流しだす樽に主人公達をのせて送り出した。

脱出した後はマリアがヨシュアのことを気にしていることがセリフのあちこちからわかる。当然といえば当然だが。また、台詞からマリアとヨシュアは光の教団の教えで入団することを決めたらしい。当然、このような邪教で人々をさらってきては奴隷として強制労働させる組織であることを知るよしもなかった。不幸な運命である。

時が経ち、十数年後、大神殿に再びやってきた主人公たちにより、イブールは倒された。そして、主人公やヘンリーの恩人であるヨシュアは変わり果てた姿で見つかることになる。ヨシュアの白骨死体には死に際にマリアにあてたメッセージがある。とても残酷な結末である。

ヨシュアの死に際の遺言があったことから、ヨシュアは即処刑されたのではなく、牢屋に閉じ込められ食事を与えられず餓死したものと思われる。死亡時期が明確になっていないため、マリア達を脱出させたことが発覚したためなのか、それよりもかなり後になって、神殿の兵士といえども秘密を知るものが消される計画によってなったのかは不明である。

ただ、樽で脱出するときに、ヨシュアがマリアや主人公達を脱出させたのを目撃している人物がいた。別の独房で、「俺もここから出せ~」と叫んでいた男である。この男が神殿の他の兵士などに話したか、この男が独房から出た後クチコミで他の奴隷につたわり、結局ヨシュアが逃がしたことがばれてしまった可能性が高い。もしかしたら、ヨシュア自身、逃がしたことが遅かれ早かればれるのは覚悟していたのであろう。

神殿から樽で脱出させるが、流れの先は殆ど滝に近い直下落下するようなところ。樽で脱出させることが可能かは賭けであったと思われる。
余談だが、ネットで神殿の脱出の経緯の考察について調べていたら、この樽が直下落下したにもかかわらず中の人が無事でいたのは、この樽は実は密にヨシュアが開発した樽型脱出装置だ、みたいな考察をしていたのがあった。まあ、よくこんなこと思いつくわなと思ったけれど。

ヨシュアの遺体が見つかったときの双子の反応から、主人公は子供にヨシュアの存在については知らせていなかったようだ。おそらく、ミルドラースを倒して平和になるまでは話さなかっただろうし、マリアにも遺体が見つかったことを話さなかったであろう。
おそらく、すべてが終わったあとで、事実を伝え、遺体を回収して手厚く葬られたものと思われる。

登場する時期は非常に短いが、主人公たちの運命を大きく変え、ドラクエ5の物語でもかなり残酷な結末を迎えてしまった人物である。

・仲間になると仮定しレベル99まで上がるとした場合のカンスト時のつよさ

HP         500
MP         300
ちから       200
すばやさ      200
かしこさ      230
うんのよさ     100
みのまもり     150

・強さ評価

マリアが嫁候補になるとしたら、この神殿の脱出劇のシナリオが変わっていた可能性があり、あわよくばヨシュアも含めて脱出したという仮定で仲間になるとして仮定した強さ。ごめんなさい。値は勝手な想像値です。兵士、神に仕える→脱出した後はまともな者に仕えるとして 考える。魔法はホイミ系などを覚えそうだ。

今日はここまで。では、またー

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コメント

ドラクエで本当に悲しいキャラをあげたらキリがないですね、2のムーンブルク兵士とかメディばあさん、オーリン、マイエラ修道院長にサーベルト兄さん、ロンガデセオのゴフレと6パノン、3サイモン、グレイス城のオルゴー隠した人とその一般市民、牢獄城の人、7神父と7ルーシア、ルーメンバッドエンドの時の町長、グリンフレークリンダなど…

特に「ただのしかばねのようだ」と見せかけての遺言パターンはずるいですね。哀愁物語ヨシュアもですけど個人的にはゴフレの時のような偶々海底潜ったら見つけて、しかもしかばねだけでエーゲ海流れる。それと3FC祠または5祠音楽でのヨシュアクラスの遺言きたら泣いてしまうかもしれないです。

ドラクエ悲しき運命を負うキャラは5,7,8に記憶が残るのが多いです。5のパパスやマーサ、ヨシュアもそうだし、7は主人公の身内に不幸がなかっただけで、ストーリー全般にわたっては相当数います。8はやっぱりメディばあさんがダントツですかね。主人公に最後の鍵を託して、殺されるのを覚悟してのあの行動でしょうね。あのシーンも泣いた人多いんじゃないかな。

「秘密を守るために奴隷達を皆殺しにする」って言うけど、10年奴隷をやって奴等の悪事を目撃してる主人公とヘンリーと元信者で奴隷にされたマリアの3人が逃げた場合、どうせ口封じはできないんだから。皆殺しにする意味がないと思う。おそらくムチ男達はどんどん奴隷にされたと思う。ヘンリーとマリアが結婚してラインハットで生活するようになって、あいつら2人が光の教団の悪事を公にして、義母の大后が誘拐を命令したと証言すれば、もう揉み消しはできない。

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